SSブログ
スポンサーリンク

「理系脳」に挑戦する形の大学入試 [社会]

3fd0c8de06944500bbce214157d50339_t.jpeg



「文系脳」とは具体化して考える能力、『実際のところどう なんだろう?」 という考えをするのに対して、
「理系脳」 とは一般化して考える能力「つまり、何が言いたいんだろう?」 という考え方をするものだ
竹内薫先生の著書 「文系のための理数センス養成講座 (新潮新書) 」

ということになります。そのことが徐々に大学入試に適用されてきているようです。これも進化と言えるのだろうか。


共通テストまでもうあと半年、いや、まだあと半年昨年度の共通テストの数学のテストの印象から、共通テストに対する印象は大きく変わったといっても過言ではないでしょう。 すでに御存じの通りかと思いますが、 数学ⅠAの平均点は40点を切り非常に低い点数となりました。低い点数になった一つの原因は問題量が時間に見合っていない (問題量過多) というものですが、もう一つは出題形式の変更が大きなポイントであったかと思います。 これは、試行調査で積極的に取り上げてきた 「具体的な事象を数学で表す」 つまり 「生きた数学を扱う」 といった内容が随所に盛り込まれてきたからだと思います。

今までのセンター試験でも「具体化→一般化」 といった流れは存在していました。 しかしながら、それはあくまでも計算の上であってそれ以上のものではなかったというところがあります。 今回の共通テストで問われた最大の特徴はこの「具体化→一般化」 というのをよりリアルに問う形に変えていったということになります。

第2問 〔1〕は共通テストらしい問われ方の問題になっていました。この問題では「一般的な解法(会話文の中にある解法)』 つまり理系脳的な解法だけでは解答がすべて埋まらないように出題されています。たぶん、いわゆる理系の受験生の場合、相当慌てたと思います。

おそらく、今後もこう言うことも含めて変わっていくものと思われます。
nice!(237)  コメント(0) 

nice! 237

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
スポンサーリンク