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塾での映像授業の現在 [塾]

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コロナ禍の影響も有り2020年ごろから映像授業を何らかの形で使う塾が広がりました。さすがに、この時期になると落ち着きを見せ始めたようです。講義を受ける生徒の側や指導の現場も映像授業の使い方について慣れ始めてきたと思います。

動画の形には大きく4つの形(黒板撮影型、書画カメラ撮影型、ソフトウェア利用型、 画面収録型)があると思います。 それぞれのメリットとデメリットをまとめておきたい。因みに私の塾でも色々試行錯誤を繰り返しましたが、今はリクルート「スタディサプリ塾用」を中心に展開しています。下記3に入るかと思います。

1.黒板撮影型
実際の講義風景を撮影するものです。 映像授業としては昔からある形で、大手予備校の映像授業といえばこの形を指している場合がほとんどです。
○メリット
通常の教室での講義を撮影するので講師の負担が少なく、すぐ撮影に取り掛かることができる。 視聴者も通常の講義に近い形で違和感なく受講しやすい。 比較的長時間の講義向き。
× デメリット
撮影場所・時間の確保が難しく、比較的スペースに余裕のある場所、 防音環境が必要。 機材も合わせると総じて費用は高め。 撮影後の再収録等が難しい。黒板全体を映すような撮影だと見にくくなり、 画面の編集が必要な場合がほとんど。

2. 書画カメラ撮影型
手もとを映し出す書画カメラを利用して講義を収録するものです。 個人がYouTube等にアップロードしている動画はこの形が多く存在します。
○メリット
書画カメラが映し出すスペースだけで良く、撮影時に大きなスペースが必要ない。 黒板やチョーク、マーカーペンなど備品に掛かる費用も大幅に抑えられる。 カメラとの距離が近いため文字が見やすい場合が多い。 比較的簡単に撮影できる。
× デメリット
顔出しが無い分、 生徒への訴求力に欠ける部分がある。 直接筆記する場合は クセの強い字は見やすさに難がある場合もあある。 手の映り込みが大きく、気を遣わないと見にくい場合が出てくる。

3. ソフトウェア利用型
タブレットやPCを利用した専用の収録ソフトウェアを用いたもの。 一般的なもので言えば 「Ex-plainEverything」や 「PowerPoint」 「Keynote」などがあります。 「ExplainEverything」は講義に特化したアプリですが、 「PowerPoint」や 「Key-note」はプレゼンテーション用に開発されたソフトウェアです。
○メリット
基本的にタブレットやPC上で作業を行うので場所の確保が必要なく、簡単に作業ができる。 色や画像を多用することができるため、オンラインで視聴するのに向いている情報量の多い動画を作成することが可能。 編集もソフトウェア上で行えるものもあり、修正動画の作成は容易である。
×デメリット
各ソフトウェアの操作を熟知している必要がある。画像やアニメーションなど、 動画専用の準備が多く、通常の黒板での講義とは異なる映像専用の準備が多く、撮影までの作業数が多い。

4. 画面収録型
専用の収録ソフトウェアではなく、メモアプリを用いて収録を行うというもの。 画面のキャプチャーによって動画として保存するもの。 さまざまなアプリケーションを利用することができるので講義内容の幅が広がる。 タブレットでは大変優れたメモアブリが多いため、それを動画として利用するもの。
○メリット
前述の通り、 様々なソフトウェアを利用することができるため、様々な解説を行うことができます。 新しいソフトウェアの習得なく、今まで用いていたソフトウェアを利用することができるのですぐに動画化が可能。
× デメリット
キャプチャーした画面は必要ない部分をトリミングする必要や適宜編集を加える必要があり、動画を完成させるには編集技術が必要。


一概にどれが良いといえるのものではなく、その現場での状況に合わせた方法を選択することが最も良いと思います。 もちろん、それぞれの方法のネガティブな部分を補完する方法も様々に存在します。 また、複数の収録方法を横断的に用いることもあるでしょう。 ただ、どの方法にもある程度精通しているということはとても重要なことで、 ある方法にのみ特化するというのはリスクもある程度負う可能性があるかもしれません。
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