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漢字教育の重要性 [塾]

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漢字の「読み」読解力の不足が昨今問題とされていますが、早期から読解力を鍛えるには、実は漢字の学習が鍵となるのです。漢字が書けないからといって、漢字を学習しないことは、子どもの能力にとってマイナスです。脳の成長は言語活動と密接な関係を持っているからです。漢字の学習は、もちろん書き取りではなく、読み取り中心に指導していきます。漢字は書けなくても、読めれば十分なのです。なぜなら、漢字が書けるからといっても、文章を読めるようにはなりませんが、漢字が読めなければ、漢字の入った文章を自力で読むことができないからです。


漢字を読めるようにすることの目的は、単に語彙力を身につけるだけに留まりません。例えば、「わたしはあしたようちえんへいく」というように全部ひらがなだと、子どもは読めるかもしれませんが、意味を理解することは困難です。なぜなら、子供には文節という概念がありませんから、どこで切って読めばいいのかわからないからです。しかし、「私は明日幼稚園へ行く」であれば、「私」「明日」「幼稚園」が読めれば、瞬時に意味を理解することができます。さらに、「私は」の「私」が分かれば、主語を表す助詞「は」を次第に理解するようになるのです。漢字が読めるようになることで、助動詞や助詞の使い方も自然と覚えられるようになります。


抽象的な言葉を覚えるのは難しいのですが、「机」や「棚」といった形のある具体的なものは、面白いように覚えてしまうものです。漢字が読めるようになると、子どもは本を読むことが面白くなるので、ますます漢字を習得します。「読む」能力を身につけると、子どもの世界は格段に広がります。進んで本を読むようになり、ますます知識を習得することが容易になるのです。
「読解力」が身につくことで子どもの成長の助けになります。なんでも自分で読めるようになると、自学自習の力がつきます。これが非常に大きいのです。
実は講義では本当の力がつきません。うまい先生の授業ほど、子どもはわかった気になってしまって、自分で考える努力をする必要がなくなるからです。学習の仕方も自ずと受け身になりがちです。
本当にできる子どもは講義を受ける前、受けた後に、必ず自学自習の時間を設けます。そのためにも読解力こそ必要不可欠なのです。

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