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変わる学習指導要領 [社会]

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ほとんどの学校で春休みが終わり、新年度が始まります。

つまりは、中学・高校・大学入試に向けて、年単位での対策がスタートする時期でもあります。
特に、高校入試に向けては、最新の公立高校入試の問題を見るとどの都道府県の入試問題も、ここ数年は、いわゆる「暗記」しておけば解ける問題が減り、思考力を問う問題が増加傾向にあります。
変化の背景には、いくつかの要因が考えられますが一時的なものではなく、今後もより強まると予想されます。

なぜなら
2020年度までの中学校の成績の評価基準は、
「知識・理解」、「技能」、「思考・判断・表現」、
「関心・意欲・態度」の4観点ありました。

「知識・理解」と「技能」は
基礎的な知識定着をはかる観点であり、
これを習得することが、評価の半分を占めていました。

しかし、2021年度からの学習指導要領では、
観点別学習状況の評価の観点が整理され、
「知識・技能」、「思考・判断・表現」、
「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に変更となりました。

基礎的な知識定着をはかる観点の「知識・理解」、「技能」は1つに統合され、全体の3割程度の比重となりました。しかし、「思考・判断・表現」については、そのまま残っています。相対的に、評価の割合が大きくなったといえます。


一方で、大学入試共通テストに目を向けても、数学をはじめ、各教科難しくなったと感じる受験生が多数を占めました。数学Ⅰ・Aでの20点代等は驚きです。
さらに、2025年1月実施の共通テストでは、国語や数学の試験時間を長くすることが検討されています。長くなった分、思考力を問う問題が増えることが予想できます。

では、「思考・判断・表現」の観点で問われる力はどのような指導が求められるのか、新たな課題が残りました。


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