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AIの活用と未来 [社会]

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令和5年7月4日に、文部科学省は生成AI の利用に関するガイドラインを出した。 59人の知見者に意見を聞いてまとめたもので、 「生成AIは過渡期にあり、機動的に対応を変
えていくべき」という考え方が全体から読み取れる内容だ。
その中に不適切な活用として「児童子供の学習評価を、教師がAIからの出力のみを持って行うこと」 という例が書かれている。 他にも「教師が正確な知見に基づきコメント・評価すべき場面で、教師の代わりに安易に生成 AIから子どもに対し回答させること」も不適切な例としてあげられていた。 「中途半端な使い方」 を危惧していることがうかがえる。
AIやロボットが教科内容を教える時代が来る可能性は高い。 その時の教師の役割は変わってくるだろう。 AIは過渡期にある技術である。 この段階では、教師は自ら子どもの
ことをよく理解し、 授業で展開する内容をよく研究して準備するという、これまでずっと行われてきた教師の取組みを基本として、様々なテクノロジーの活用方法を積極的に考えて行くことが大切だろう。 受け身の姿勢で、 中途半端に使ってはいけないかもしれない。

実際に教育現場での使用事例として、そちらを紹介します。
某高校教員が、 英語の学年末テストの問題作成にChatGPTを使用しました。 アメリカの短編集の一節を打ち込んだ上で、 「あなたは英語教員です。 この英文を使用して生徒の理解度を測る問題と解答を作成してください」といった内容を投げたところ、 良質な問題が作成されたため、一部手直しを加えた上で学年末テストの問題として出題したようです。
この例のように、 適切な質問を投げかけることで、Chat GPTは高精度な問題作成をしてくれるようです。 すべてをChatGPTに丸投げするのは不可能でも、 ChatGPTで問題作成の時間が短縮できるのであれば、これを使わない手はないのではと思います。
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