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コロナ問題と学力低下 [社会]

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コロナ問題と学力低下をどう解決したらいいのだろうか
新型コロナウイルス感染症の終わりが見えない。学校がいつ再開するかわからない地域も多い。再開したところでいつ休校になるかもわからない。先の見えない不安定な状態が続いていて、いつ安定するのかも皆目わからない。
そんな中で、子どもの学力について保護者たちの不安が増大している。

では、どうしたらいいのか??
一つの解決策としてオンライン授業がありそうだ。実際に、諸外国はいち早くオンライン授業の実施に舵を切っている。

フランスの例
フランスでは3月16日以降、幼稚園から大学まですべてが休みになったが、そのとき教育大臣は「これからの期間は、子どもたちが勉強できない期間ではない。勉強の方法が進化するだけだ。教育の続きを遠隔でおこなう」と宣言した。そして、オンライン授業が始まった。現在、主にZoomを使ってのオンライン授業が行われている。
柱になる内容としては2つあって、1つは既習内容についてのクイズ形式の問題、もう1つは画面を通して教師と生徒がやり取りしながら進めるオンライン授業だ。
毎日、先生から子どもたちへのメッセージと当日の勉強プログラムの説明ビデオが届くとのこと。また、家庭でプリントアウトできる教材を電子メールで送信することもある。オンラインで質疑応答したりビデオを見たりテストをしたりすることもできる。
※Zoomとは、いつでも、どこでも、どんな端末からでも Web会議を実現するクラウドサービスで、簡単に言えば、複数人での同時参加が可能な「ビデオ・Web会議アプリケーション」です。

アメリカの例
アメリカのニューヨーク市では3月中旬からグーグル・クラスルームやユーチューブなどでオンライン授業を行っている。グーグル・クラスルームでは、学習教材や課題を提供したりメッセージのやり取りをしたりできる。子どもは課題ができたらオンラインで先生に提出する。先生に質問を送ったり返事をもらったりすることもできる。

その他の例
シンガポールでは4月当初からオンライン授業を始めている。Zoomを使ってのやり取り、動画視聴、課題をこなしてからグーグル・クラスルームで提出するなどが主なところだ。

韓国では4月9日に高校3年生と中学3年生のオンライン授業が始まった。4月下旬からは小学校に広げるとのこと。

日本では
日本にもこういった動きがあることはある。だが、日本全体で言えば、はっきりいって諸外国に比べてあまりにも遅い、遅すぎる。
これから実施に向けて模索と検討を開始するということらしい。なぜ、これほどまでに遅いかというと、日本は普段から公的な教育の充実に力を注いでこなかったからだ。当然、ICT教育も諸外国に比べて周回遅れといっていいくらいに遅れている。

ところが、国としては遅いのに民間ではかなり進んでいる。通信教材会社、家庭教師派遣、塾、予備校などの民間企業でオンライン授業に取り組んでいるところがたくさんある。ある意味これが救いになるかもしれない。
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