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今後の学校教育の可能性 [社会]

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休校処置から半年が過ぎて対面授業をする教育機関が増えてきました。報道でも大きく取り上げられているように、コロナウイルスそのものは日本の経済面だけでなく、教育面にとっても打撃が大きいものであるといえるでしょう。

今回はコロナウイルスのマイナス面だけではなく、この騒動を通じて見えてきた学校教育の可能性について言及していきたいと思います。

インターネットは未熟
私自身オンラインを含めた個別指導塾を運営しており、さらには動画を出しているで、こんなことを言ってしまって良いのかという気持ちもありますが、実際、まだまだインターネットのインフラは行き届いていないと言わざるを得ません。

学校現場で働く教員の方にも聞きましたが、オンライン授業をただ映像として一方的に配信するだけであればかなりできることも多い一方で、通常の授業のようにインタラクティブなコミュニケーションをしようとすると、パソコンなどに負荷がかかりすぎて授業を受けられない生徒も多数存在します。教員の方が頑張って授業の配信やネット活用に詳しくなったとしても、全家庭がそれを受け入れられるようなインターネットインフラを持っていないことは容易に想像できます。
また普段の学校生活であれば生徒と顔を合わせた時に軽く生徒とコミュニケーションを取ったり、生徒の疑問にサクッと答えたりといった、時間的には短いものの教員と生徒の間で不可欠なコミュニケーションを適宜取ることができました。しかし全てがオンラインになれば、毎回予定を組んでコミュニケーションを進めなければならず、円滑にいかない面もあるようです。

インターネットは活用せざるを得ない
今後、コロナウイルスが過ぎ去ったからといって、半年前や1年前の過去に戻ればいいかと言うと、そうではないと思うのです。インターネットを活用せざるを得ないのではないでしょうか。

実際に私と教員の方との話しの中で、今後教育現場でインターネットをさらに活用していく構想として挙がったのが、「人数別指導」です。通常授業の一部に映像授業を導入し、教員の方の授業時間を軽減します。その分、5~6人の少人数制指導を取り入れたり、オンラインで時間の融通を利かせることで一対一の生徒面談時間を増やしたりすることができるかもしれません。インターネットを活用することで、集団授業もしくはごく短時間での生徒との時間という二極的な状況の「中間」を創り出すことができるかもしれません。また、少人数制指導を活用すれば補講的な内容で、自宅にいながら学習進度が遅めの生徒をケアすることも可能でしょう。学習が苦手な生徒ほど自立して映像のみで勉強するのはできないものですから、そこのケアを手尽くしたいのは多くの教員の方の願いだとも思います。インターネットを活用することで、教員の方々の効率化を導く。そこで出た「余裕」で、学校であるからこそが、これからの時代に求められているのではないでしょうか。

すでに私塾業界では実施されている事ばかりです。ですが、学校関係者もそこに近づかざるえないのではないでしょうか。
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