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大学入学共通テスト問題点 [社会]

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新型コロナウイルスによる休校長期化で生じた学習遅れに配慮し、異例の「第2日程」が組まれた大学入学共通テスト。文部科学省によると、選択したのは現時点で現役生の7%にとどまった。入試スケジュール自体が延期されなかったことから、デメリットが大きいと敬遠されたようだ。

第1日程の志願者は 53万1118人
第2日程は        789人

第2日程を選んだ生徒の気持ちは大丈夫かな?

高校生の声 
・第1日程の2週間後となる第2日程について、国公立大2次試験や私立大の対策時間が削られる
・問題が難しくなる可能性がある
・3カ月休校したのに、2週間で解消できると思っているのか。・対応の根拠が見えないと疑問。
・第2日程には、第1の問題を参考にできるメリットがあるが、問題を見てから対策するほどの暇はない。


「大学入学共通テスト第2日程と特例追試験の中止を求める声明」
が大学教授を始め関係者から出ています。
 新型コロナウイルス感染症の影響で「学業の遅れ」が生じている高校3年生に対して、本試験第1日程よりも2週間遅れで設定された第2日程は、時間的にあまりにも限定的なメリットであることに加え、個別大学の学力試験を受験する生徒にとっては、共通テストの受験が遅れる分、個別大学の受験までの時間が短くなることになるため、そもそもメリットとは言えない面があります。
 また、異なる日程の試験の難易度が同等であるかどうかの保証がないため、たとえば第2日程の試験の難易度が第1日程よりも高くなった場合には、救済の意味はなくなります。そして、特例追試験にセンター試験の緊急対応用問題を活用することは、大学入学共通テストと「異なる試験」を実施することとなり、「共通ではない」共通テストの実施は、入学者選抜で最も重要である試験の公平性・公正性に反します。
声明文を文部科学大臣宛てに提出する予定だそうです。

昨年問題になった、英語入試に関する失敗や国語及び数学入試に関する失敗が生かされているのだろうか?
生徒本意の問題意識があれば、もう少し失敗のない案が提供されていると思うだけに残念でならない。

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