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医学部学費の現実 [社会]

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コロナ禍でその重要性として医学部の人気は高まっていますが、多くの生徒さんは国公立にこだわります。その理由は、概して私立大医学部における学費(およびその他の費用)の高さ。以下に提示していくように、やはり「非常にかかる」のです。
しかしそうは言っても、私立でも良いから医学部に通いたい、と願う方は多いはず。そこで、私立大医学部への進学でかかる費用(学費や生活費など)を計算してみました。個人差もありますので、あくまでも「参考」という事でお願いします。
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入学金・学費ランキング(6年間合計)
順位|大学名 合計
1 国際医療福祉大学 19,100,000
2 順天堂大学 20.800.000
3 慶應義塾大学 22,059,600
4 日本医科大学 22,297,800
5 自治医科大学 22,600,000
6 東京慈恵会医科大学22,810,000
7 東邦大学 26,297,800
8 関西医科大学 28.140,000
9 昭和大学 28,172,000
10東京医科大学 29,833,700
11藤田医科大学 30,526,000
12産業医科大学 30,697,800
13大阪医科大学 32,075,000
14日本大学 33,100,000
15東北医科薬科大学 34,007,800
16愛知医科大学 34,350,000
17聖マリアンナ大学 34,732,000
18岩手医科大学 35,286,000
19東海大学 35,306,200
20近畿大学 35,827,000
21久留米大学 36,378,000
22獨協医科大学 37,300,000
23杏林大学 37,590,700
24兵庫医科大学 37,600,000
25福岡大学 37.738.260
26帝京大学 39,380,140
27北里大学 39,528,000
28埼玉医科大学 39,570,000
29金沢医科大学 40,543,000
30東京女子医科大学 46,216.000
31川崎医科大学 47.365.000
(自治医科大学) -400,000
(産業医科大学) 11,504,600
<国立大標準学> 1,899,580
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上記の表から読み取れるのは、基本的に偏差値と「負」の相関関係にあり、偏差値が高いほど学費は安い、という事実です。そのため、御三家(慶應義塾大学、日本医科大学、東京慈恵会医科大学)や順天堂大学は納入金が安めになっています。また、特徴のある大学とその内容を挙げると

・産業医科大学は、産業医として規定の年数働くことで奨学金の返済義務が無くなるため、他の私立大学に比べると通いやすくなっています。
・自治医科大学は、学費が全額免除になる奨学金制度があり、学生に対して40万円の給付があります。ただし数年の過疎地での勤務が義務ずけられています。
・国際医療福祉大学はもっとも新しい医学部で、学費の安さや特待生制度、有名教授の召集などにより、優秀な学生を集めようとしています。

しかし、納入金はこれだけではなくて、寄附金の納入が必要となります。相場は「300万円程度」との情報がありますが、正確には分かりません。また、後援会費や学生費のかかるケースも多くあります。さらに教科書代金が上乗せされ、国試対策もあります。これらは大体30万円強程度と予想しています。

※とにかく経済力が必要なようです。アルバイトで賄って卒業するのは現実的には無理かと思われます。少なくても単に金持ち家庭のお子さんばかりで無く、使命感のある学生が医者になるシステムの構築も必要ではないでしょうか。ここにも政府の無策に嘆く気持ちでいっぱいです。

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