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学校と塾 新たな可能性  [塾]

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最近注目すべき中学か゛開校します。学校と塾とが一体となった中高一貫校です。問題点解決の一つの方策として注目したいと思います。

それは金沢学院大学附属中です。公と民の教育が合体した形といえます。このような形式としてこれまでも学力の底上げと進学実績を増やすため、放課後に塾講師が来て行う「校内塾」は一部にあるにはありましたが、この校内塾とのちがいは、民間側が学校のカリキュラム作りや企画に参画している点です。 なんと、学校公認で、塾での先取り学習をしているのです。学校では「復習」として授業を行い、丁寧に指導します。授業後、応用的な講座をまた塾で実施します。つまり、塾で先取り → 授業で復習→塾で応用、という流れです。これらすべてが学校内で行われているという斬新さ。学校と塾が手を組むことで、生徒により良い指導を届けられるのではないでしょうか。これからの躍進に注目したい学校だと言えるでしょう。 今まで塾等の公教育への参入は、非常にハードルの高いものでした。現実には、学校と手を組みたい塾は数多く、いわば片想いの状態でした。同じ教育機関でも、学校と塾とではさまざまな違いがあるからです。学校教育には独自の伝統や文化があり、協働しようにも一筋ではいきません。しかし、金沢学院大学附属中学校が成功事例になっていけば、こうした連携は今後広がっていくかもしれません。というより、不可避な取り組みかもしれません。なぜなら、特に地方の学校に言えることですが、生き残る上で厳しい現状があるからです。少子化が進む中で定員割れをする学校も増えており、戦略を考えていかねばなりません。全体の生徒数が減っている中、外から生徒を集めるためには、他校との差別化を図りながら、質の高い教育を提供していく必要があります。 新しいタイプの学校がどのように発展していくか、どのような未来志向の取り組みが生まれていくか、非常に楽しみです。 ただ、不安が無いわけでもありません。塾の存在が消えてしまうのではないか、というのはノウハウのみ学校に学習されて結局使い捨てにされてしまわないかという点です。共存出来るのかどうかはお互いの課題として検討はいるかもしれません。
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