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ベクトルは理系学生のみの履修に。 [社会]

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線形代数.jpg

指導要領の改訂がおこなわれました。特に数学と国語の改訂が大幅と感じました。

数学での今回の改定で最も大きな変更点が、数学Cの復活です。現行の「数学Ⅲ」(平面上の曲線と複素数平面)、「数学B」(ベクトル)、「数学活用」の内容の一部を移行して「数学C」に移行します。
2022年度より実施の新課程では、再び数学ⅠAⅡBⅢCの6分野構成に戻り、現行課程では数学Bにある「ベクトル」および数学Ⅲにある「複素数平面」「式と曲線」が新課程の数学Cに移行します。これに伴い、ベクトルは文系の学生のほとんどが学ばなくなってしまい、理系学生のみが学ぶこととなります。

統計学を強化
数学は全体的に統計学を強化していくようです。これまで必須学習単元となっていた「データの分析」に加えて、数学Bではほとんど入試の出題範囲からは外れていた「確率分布と統計的な推測」が数学Bで必須化されます。
昨今の統計学や機械学習、ビッグデータ活用への関心の高まりとあいまって、社会の中にある事象を数学的に考察する力をつけようとする狙いがあるようです。

参考:文部科学省【数学編 理数編】高等学校学習指導要領


国語科の改訂

○新設される3科目
現代の国語・言語文化・古典探求
○廃止
国語総合・古典A 古典B

「読む」から「話す」「書く」へ
国語のもう一つの大きな変化が、これまでの「読む」学習から、「話す」「書く」学習に移行することです。「現代の国語」は1年生で履修することが想定され、論理的な文章や実用的な文章を扱います。
また、2年次以降に想定されている「論理国語」はその名の通り、論理的な文章や実用的な文章が想定されています。そのため、この二つは現代文の中でも「論理性」の高い科目であり、そこに「書く」時間が大幅に割かれていることになります。
その背景には、急速に情報化が進展する社会において、様々な媒体の中から必要な情報を取り出したり、情報同士の関係を分かりやすく整理したり、発信したい情報を様々な手段で表現したりする力を高めていく狙いがあるようです。

参考:文部科学省【国語編】高等学校学習指導要領
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コメント 2

PopLife

漸く勉強の正しい在り方に辿り着いたようですね。これだったら
面白い筈です。だいぶ早く生まれてしまっていたようっです。では
そういう訳で
有難うございました。
by PopLife (2022-06-08 17:19) 

arc

PopLife さん、コメントありがとうございます。
by arc (2022-06-08 18:19) 

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